1. |
いばら - thorn
04:34
|
|||
「未来は暗いよ」だなんてもう言わないでおくれ
真夏の陽よ、燦々と降り注げ
乾いた景色に、着火した叫びが(遠く響いている)
あの朝玄関で、淫らにカタコンベが開いた
不貞の機を待つ淑女の下卑た歓声が響く
あくる日の、ただれた散文詞。エクリチュール、奇妙に揺れた
テリトリー荒らされた悪魔が街へやってきたのだ
青く血塗られた町並み…
タイマー逆さにしても、もう変わらないよ
恥と同情の間の哀れな下僕よ
とってつけた理屈を磨けば即、間に受ける馬鹿なのか?
「未来は暗いよ」だなんてもう言わないでおくれ。わかってるんだ
終末の鐘は鳴り、息潜め笑った、その顔さえ!
|
||||
2. |
無快感症 - anhedonia
01:16
|
|||
3. |
ソリティアの女神 - solitia
04:08
|
|||
ああ、そういう趣旨の欲望に堕した君を見て、何をしてる?
太い指で溶かした錫の珠。
粗い肌の狭間に浮かんでは消えた、黄泉と現のパレードを、誰が抜け出したんだ?
処刑台のヒステリア飲み干せど。
膨らんだ欲望を捨て、ああ、抜け出したんだ。
抜け出した。鏡を。
荒んだ池の畔で曝け出したんだ、あかぎれした股間を。
「フラジャイルだ!」なんて叫ぶなら、ああ、鼓膜は千々に裂けるだろう。
波がさらうの?
形を変えながら、モニター越しに映る君の柔肌を?
瞳が投影したのは、温もりだけ薄れたフィルムに残った無垢の歩みだ。
切れかけたスタミナ、眉間に感じ、ああ…。
|
||||
4. |
||||
5. |
||||
それで窓の汀に、夢で逢えたらまっすぐ。
ハレーション起こす無限牢に行こうよ。
樹木の糞が降り積もって目が覚めた。
詩人が埋まるクレーターならびっくり!揺れる影。
違えたなら、夢よもう一度
千手の翁。裸の酒呑童子。
|
||||
6. |
コンクリート - concrete
02:12
|
|||
7. |
||||
不気味な尾をあえてアスファルト擦りつけ、今日も歩む
君の影、東に映えた夏の陽の熱い目をにらんで進む
追う目。追うブラインドの外。ささくれ、気にしないで
華麗で、細い二本の動き、また寄せては返すその徒労
しみ、気にしないで柔らかな木を揉む指の動き
君の影、東に映えた夏の陽の熱い目をにらんで進め
|
drawing4-5 東京都, Japan
drawing4-5 is a musical collective in tokyo, Japan. we create music sounds like edited fork.
Streaming and Download help
If you like drawing4-5, you may also like:
Bandcamp Daily your guide to the world of Bandcamp